ネヴァン

ネヴァン

名前

ネヴァン(Neamhain)。

家名などはありません。普段、本人は「ただのネヴァン」で通しています。それか、どうしても必要な場合にはネヴァン・シーを名乗っているようです。アカデミーの入学とかはこちらを使っているかと。象徴色は黒。二つ名は黒のネヴァンです。

元はケルトの戦いの女神さんから拝借しました。意味は『毒婦』、『毒のある女』など、とても不吉な感じです。神話上では戦場に混乱をもたらす者とされていて、その本性であるバイブ・カハと呼ばれる大きなカンムリ鳥(鴉)に姿を変え、戦場の空を飛び回りながら鳴き声を上げて敵の気を狂わせるそうです。やっぱり不吉。

親(PL)

霧茂

種族

とりあえずは人間。太古に滅びたトゥアハ・ディ・ダナーンの流れを汲んでいます。不可視の存在と言うわけではないので、シーと言うよりはケルトに分類されるのですが、細かいことは無視することにしました(おいおい

ESで言われている翼持つ神々より遥か昔の、人間の記録にすら残らないような異なる神々の末裔です。度重なる戦乱によって疲弊、弱体化し、異次元空間に移り住んだ古い神々のうちの一人です。本人に自覚はありませんが。戦乱当時幼かった彼女は、ウラシマ現象の起こっている異次元からほぼ年をとらないままやってきて、こちらで成長したようです。

ここで考えている弱体化した神さんが、ゲームのなかで世界の元になったと言われている精霊の一族と考えると私個人はかなり楽しいのですが、そこのところははっきり決めていません。そうだったらいいのにな。

職業

戦士系です。最初、パラディンかテンプルナイトになろうとしていたのですが、キャラクターに沿うならハイランダーだ!と思い直し(前言翻しまくってて本当いつもすみません皆さん)今はそこを目指していますが、恐らく槍職と斧職を転々とするかと。動かしている人間が分からず屋なのでシステム関係さっぱりなのでどうなるか分かりませんが。

この際目一杯強い女の子になっていただきましょう。

容姿

うなじで刈った短い灰色の髪に、鳥っぽい目付きの金の目。外で動き回っていることが多いので陽に焼けてはいますが、元の肌がかなり白いのでとんとん。腕が平均よりやや長めで、骨格は女の子と男の子の中間くらいでしょうか。体格は中性的。イメージは少年のそれと思っています。身長は164cmで体重49kg。背はにょきにょき伸びています。追いつけ追い越せ男性陣。

風通しが良く動きやすい、身軽な服装を好みます。特に、襟刳りが締まっている首周りの窮屈なものを嫌うようです。素材として好きなものは綿より麻です。腕に黒手甲、脚部から足にかけて鉄で武装しています。大勢いる親戚の愛のこもったお手製防具。ヨシュア君と違って多少躓いたくらいでは転びません(笑

性格

気安く開けっぴろげでざっくばらん――と見せかけて、割とクールで繊細です。原因は子供の頃に起こった戦乱で、身の回りの人々と肉親、二人の姉を亡くしているためなのですが、本人はそれ自体自覚することを恐れています。良い意味でも悪い意味でも割り切った面があるので、人と一定以上に親しくなることを避けてもいるようです。そのせいでアカデミー時代には友人など一人もいなかったんじゃないでしょうか。彼女の明るさや気丈さ、明け透けさは、喪失感と恐怖をコーティングする彼女自身に対しての自己防衛手段のようです。

が、基本的には子供のように身軽で鳥のように後を顧みません。

難しいことは三歩歩けば忘れます。ネヴァンに記憶力と物事の正確さを期待してはいけません。

それと、彼女は精神の内側に、かつて戦乱で死んだ二人の姉の魂を住まわせています。ネヴァン自身に負けず劣らず好戦的な姉の魂たちは、戦闘のたびに浮き上がってこようとします。特に二番目の姉は戦闘の横取りに成功する率が高いようです。それらはあくまで“魂”なので、人格とは異なり時々姉ちゃんたちはどこかへ出かけたりもします。どちらと言うと、とり憑くと言ったほうがいいのかも知れません。

それぞれ長女がモリアン、次女がマハと言う名前で、これはケルト神話でネヴァンと三位一体を形成している女神さまからそのまま頂きました。この二人の詳細はややこしいので、その他にでもまとめて書くことにします。


一人称は「私」です。じつは漢字は同じでも三人格ではそれぞれ音が異なりまして、
モリアン:わたくし
  マハ:あたし
ネヴァン:わたし
になっています。どうでもいいですな……。

モリアン(Morrigan)

ネヴァンのなかに住んでいる魂の一つで、バイブ・カハの長女です。象徴色は灰色。三姉妹のなかで最も強力で、最も神としても完成された存在。一言で言うなら計算高い秘密主義者。曲者です。マハと違い、魔力ではなく神力とでも言うべき能力で、短時間だけなら空気と羽で本来の自分に良く似た得体の知れないものを作り出して動かすことが出来ます。長女の特権。

冷静な物言いをするわりに、気位の高さから侮辱されるとむきになって物を言い返すので、持ち前の品の良さが台無しになります。きっと殺されない程度にからかうと楽しいですよ。皆さん遊んでやってくださいな。

新教=キリスト教?を目の仇にしてまして、信仰心の確保に余念がありません。と言うのも、信仰心を集めると神としての力が強まるから。人間よ、同情するなら信仰心くれ。

マハと比較して表面化することが少ないのは、頻繁に遠縁の神族のところへ出かけているからです。戦闘では普段の苛烈さとは打って変わり、慎重で芯の通った、狙い澄ました戦い方をします。

外へ出られるのにネヴァンのなかに留まっているのは、彼女が一人前になるまでの保護者を任じているからです。
シー族の中では、一人前の戦士として認められるにはゲッシュと呼ばれる自分で定めた不可侵の誓いを持たねばならず、ネヴァンはまだそれを持っていません。中身としてはまあ、言ってしまえば何でもありなのですが、これを破ることは死ぬよりもひどく、不名誉なこととされています。敵の策略などでこれを破られたときには、大きな不運と不幸を招くと信じられているようです。

ネヴァンが自らのゲッシュを定めた時に、彼女は離れていくことでしょう。

マハ(Macha)

モリアン同様、ネヴァンのなかに間借りしている魂でバイブ・カハの次女で、死の面を司る女神。象徴色は赤です。神話のなかでは、赤毛で睫毛も赤、と言う可愛らしい描写と並んで、老婆、とか、亡霊の女王、など物騒な表現が続きます。三姉妹のなかでは魔力の扱いに秀で、ネヴァンの表面に出てくるときには魔力で幻影フィルターをかけたりもします。ネヴァンの魔力が極端に少ないために制限時間つきですが。モリアンと違って、こちらは言うなれば壮大なコスプレ。

豪快で気さくで適当。性格のきつい長女と違って話の分かる気のいい女です。他の二人と違って人付き合いも好きなようで、酒より酒場を愛するタイプ。

モリアンと違って、最早自分たちの時代は終わってしまったと言う認識が強いようです。どうせなら他の神さんとも仲良くやりましょ、くらい思っているのではないでしょうか。

生前(?)は戦うことを、と言うか敵の首を取ることを生き甲斐にしていただけあって、好戦的でよくネヴァンの戦闘を横取りします。戦い方は容赦がなく苛烈。守らず攻めます。

彼女は死を象徴するだけあって無限に生まれ変われると言う底なしの再生力を持っていますが、前世で精神的な自殺をした彼女はそれを拒んでネヴァンのなかに留まっています。生来の華やかな性格から表には出てくるものの、その精神はひどく断片的です。そのうち離れてはいくでしょうが、しばらくはこのまま。彼女が全面的に、生きることに対して魅力を見出せば状況は変わりそうです。ルークさん頑張ってあげて!(え

その他

ネヴァン
カルラ:自分より強くて悔しい相手。いつか見てろよと腹の底で思っています。自分で思っているより態度が明からさまなのはご愛嬌。張り合い相手。剣を使う人なので、かつての父親代りの王さまと印象だけ重ねて余計意地になっています。ほら、男の子って父親と自分を同化させてそれを乗り越えようとするらしいじゃないですか。多分あんなかと。
ヨシュア:食べものと服をくれる良い人、でも苦手な知り合いに似ていて時々冷っとしたりもする。彼から難しいことを言われると反射的に頷くけど、ネヴァンのおつむを考えるに多分半分も分かっていないから気をつけて。
ルーク:一緒に酒が呑めるのは素晴らしい!人。あときっと、彼女は足が早いのも羨ましいと思う。どうやら彼女にしては珍しく甘えやすい人なようで、横にいてもそれほど避けたいとも、怖いとも思わないので本能的につるもうとします。
カヤ:可愛い。髪の毛綺麗。ふわふわで柔らかくて華があって大好き。まったくどこの野郎だよ。元々ネヴァンは幼少時のトラウマから、誰かを守りたいとか守ろうとする精神の働きを持っているので、カヤちゃんには半分そういう目を向けているようです。子供の頃世話になった夫婦の奥さんにカヤちゃんが少し似ていて(実際の共通点は金髪だけなんだけど、ネヴァンはそこまで細かい目を持ってない)それも好感。

モリアン
カルラ:見た目が好きな人(面食いだから)。剣を使う人なのでそこが少し気にはなっている。最近の物言いが懐かしの失恋相手クカックに似ていて時々びっくりしているらしい。
ヨシュア:新教を奉じているなんて気に入らないわ!の人。自分の子供を殺したディアン・ケヒトと言う医者の神さんにヨシュアが似ているので、時々相乗効果で癇癪を起こします。
ルーク:一目で分かる育ちの悪さ!と差別しています。良くないなあ。あまり接触していないのでまだ第一印象止まりです。
カヤ:随分賑やかな女の子ね、と思って眺めています。ルークと同じくまだきちんと接触していないので第一印象止まりですな。

マハ
カルラ:何だか物腰が気に入らないわと思っています。マハ美形苦手だから。英雄属性も主人公属性もいい男属性の人も苦手だから。二人で話すとマハがつっかかってきっと会話にならないと思う。考えると楽しみが尽きません。
ヨシュア:あんまり接点がないから第一印象止まり。ちょっと自分に似ているかしらと思うところもあるようで。……服とかね。張り合い相手なようです。
ルーク:好みなようです。自分に対する物言いに好感を持っています。一緒にお酒も呑めるので。もしかすると、ルークがきっかけでネヴァンから離れる決心をするかも知れません。彼女を娶るともれなくマハ領土の墓所一式、ロクマリアがついてきますよ。お買い得!
カヤ:魔力の高さとか、物言いとか、(大)昔の自分を髣髴とさせて気に入っています。可愛い子ね、と思って見ています。そのうち会話出来るといいな。服のこととか化粧のこととか、話題は被りそうなので。それは私の腕次第なんですが。難しそう。


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